◆2001年
人工内耳装用者に対する打楽器アンサンブルによる音楽会開催の依頼を受ける。
「人工内耳装用者も楽しめる打楽器音楽」の研究を開始。
聴き易い打楽器音源と聴き難い音源を調査し、それぞれ音源の波形分析を行う。

◆2002年
人工内耳でも聴き易いと仮定した打楽器音楽6曲を作成し、人工内耳友の会埼玉大会において、約100名の人工内耳装用者を対象に、音楽聴取の満足度を調査。
この結果、音楽聴取訓練により、音楽感受の向上が期待できる可能性を推測。

◆2003年
6名の人工内耳装用者を対象に10ヶ月間、音程認識を中心とした音楽聴取向上の為の実験を実施。この結果、人工内耳の機種による音楽聴取の特性、失聴前の音楽経験歴、失聴期間等の条件を考慮した継続的な音楽聴取訓練が、音楽聴取向上に影響を与えると推測。

◆2005年
「人工内耳装用者の為の音楽感受向上法の研究」として、「日本私学学術振興資金対象研究」に採択される。人工内耳装用下での音楽聴取継続訓練による音楽感受向上の可能性について検討。

◆2006年
人工内耳装用者を対象とした音楽会「第1回音楽を聴きに来ませんか」を開催。

◆2007年
洗足学園音楽大学音楽感受研究室設立。
「日本私学学術振興資金対象研究」に再度採択される。

「第2回音楽を聴きに来ませんか」を開催。洗足学園音楽大学音楽感受研究室コンサートシリーズとして開始。

◆2008年
「第3回音楽を聴きに来ませんか」をはじめ、人工内耳友の会横浜大会等で音楽会を開催。

人工内耳装用児を対象とした音楽会「第1回音楽で遊びませんか」を開催。

◆2009年
「第4回音楽を聴きに来ませんか」を開催。

愛知県刈谷市において人工内耳装用児を対象とした音楽会「第2回音楽で遊びませんか」を開催。

第９回日本音楽療法学会学術大会において、口演発表に採択される。

◆2010年
「第5回音楽を聴きに来ませんか」を開催。

第10回日本音楽療法学会学術大会において、口演発表に採択される。

人工内耳メーカー日本コクレアとの共同で「届けたい きみの耳に 音楽を！」を兵庫県と京都府で開催。

◆2011年
信州大学病院において「第3回音楽で遊びませんか」を開催。

第11回日本音楽療法学会学術大会において、口演発表に採択される。

◆2012年
長野県松本市において「第4回音楽で遊びませんか」を開催。

東京大学先端科学技術研究センターで行われたシンポジウムに、シンポジストとして参加。

「第6回音楽を聴きに来ませんか」を開催。

第12回日本音楽療法学会学術大会において、口演発表に採択される。

大阪府大阪市において「音楽を聴きに来ませんか　大阪公演」を開催。

◆2013年
「第7回音楽を聴きに来ませんか」を開催。

「第20回国際耳鼻咽喉科学会議（International Federation of Oto-Rhino-Laryngological Societies 2013）」（韓国：ソウル）においてシンポジストとして参加。

「第9回人工内耳関連科学アジアパシフィックシンポジウム（Asia Pacific Symposium on Cochlear Implants and Related Sciences 2013）」（インド：ハイデラバード）にシンポジストとして参加。

◆2014年
「第8回音楽を聴きに来ませんか」を開催。

「かたつむりコンサート in 長崎／人工内耳・補聴器を通して楽しむ音楽祭」に出演。

4月より「洗足学園音楽大学附属音楽感受研究所」に名称変更。

「第13回人工内耳及び聴覚インプラント技術国際会議（13th International Conference on Cochlear Implants and other Implantable Auditory Technology）」（ドイツ:ミュンヘン）に参加。

洗足学園音楽大学シルバーマウンテンにおいて補聴器を使っている子ども達のための「夏やすみ音楽ワークショップ」を開催。（共催：オーティコン株式会社）

人工内耳・補聴器を通して楽しむ音楽祭「かたつむりコンサートin沖縄」に出演。

◆2015年
「第9回音楽を聴きに来ませんか」を開催。

「夏やすみ子ども音楽ワークショップ2015～みんなで音楽を作ろう」を開催。