音楽感受研究所は洗足学園音楽大学で「人工内耳を装用した人が音楽を楽しむ為には『何を』『どのように』すればいいのか」を研究しています。
2001年の創設以来、人工内耳と音楽をテーマとした数少ない研究所として常に先端的な取り組みを進めてまいりました。
人工内耳を装用したお子様や成人の方からご年配の方まで幅広く楽しんでいただけるような音楽を作曲・編曲し大学でコンサートを開いたり、また年に数回、全国各地での出張演奏会を企画するなど色々な活動をしています。
近年では音楽療法学会において『人工内耳装用者に対する音楽感受の可能性』『人工内耳装用者に対する音楽聴取方法の研究』が口述発表に採択され、人工内耳装用者の音楽感受というテーマが少しずつ認知されてきました。
人工内耳だからといって音楽をあきらめてしまうのは非常に残念に思います。そういった考えの方を一人でも多く救いたい、これが研究所の理念です。
洗足学園音楽大学講師
洗足学園音楽大学附属音楽感受研究所研究長
松本祐二
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